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レトルトカレー

本場のスパイスと地元の食材のハーモニー ヒュージェジャパン

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白樺派のカレー
ニュースレター第4号

2015年5月発行

 白樺派のカレーのチキン(レトルト)は成田市のヒュージェジャパン株式会社(以下、ヒュージェとします)で作られています。今から7年前、白樺派のカレー普及会メンバーがヒュージェを訪問し、小ロットの生産が可能であること、ヒュージェがカレー造りにこだわりを持っていること、工場が清潔で丁寧に製造していることなどを確認しチキンの製造をお願いした経緯があります。今回は再度工場を訪問し、チキンカレーの美味しさの秘密を探りました。

ヒュージェ流カレー作りのこだわり

 白樺派のカレーの基本レシピでは、C&B製のカレーパウダーを使うこととしています。ヒュージェでは、そのC&Bカレーパウダーにスリランカから取り寄せているスパイスを調合し、ヒュージェ独特のスパイシーさを出しています。

 スリランカは、ヒュージェの社長・ヒューバート・ジャヤコディ(Hubert Jayakody)さんの母国です。ヒューバートさんは、「スリランカのスパイスは品質がとても良くいろいろな料理に合う」といいます。

ヒューバートさん

 鶏肉は地元富里の中島商店が自社工場でさばいた千葉県産の鶏肉を仕入れています。野菜も極力、千葉県産を使用しています。じゃがいもはホクホクした食感から男爵いもを使っています。にんにくを少し入れていますが、にんにくは青森産にこだわっています。白樺派のカレーの特徴である隠し味の味噌は、千葉県我孫子市の「やまつね味噌」を使用しています。地元の食材とスリランカの良質なスパイスが白樺派のカレーチキンのおいしさを作っていることがわかりました。

 ヒュージェでは、手作りにこだわっています。素材の皮むきやカットは全て手作業で行っています。たとえば、じゃがいもは機械でむくとでんぷんが流れ出てしまい、せっかくのほくほく感がなくなってしまうそうです。レトルトカレーは一回に1,500~2,000食を作りますが、手作りにこだわるため、一度にこれ以上は作りません。

機械は使わず、包丁で野菜をカット

 ヒュージェのこだわりは検品にも現れています。レトルト製造の工程では三重の検査で不良品のチェックをしています。

スリランカ人が大活躍

 ヒュージェでは、たくさんのスリランカ人が働いています。中心となって働いているアニールさんとパドマシリさんのお二人にお話を伺いました。

 アニールさんは来日して16年、スリランカ人従業員の監督責任者です。ヒュージェでは、食品製造の他、観賞用植物(切り花など)の輸入もしており、アニールさんの仕事は多岐にわたります。

アニールさん

「日本の消費者は品質に大変敏感です。たった一本の花が悪かったら、次は買ってくれません。ですから、高品質の製品を提供するようにしています。ある時、輸入した菊の花の品質が悪く、すべての菊を廃棄したことがありました。品質を維持するためにはやむを得ない決断でした。」 

 パドマシリさんは来日して13年、ホテルの料理人として働いていた経験を見込まれて、日本で働くようになりました。「肉や野菜などの食材は大量に必要になるので、機械で切るということもできなくはありません。しかし、あえて包丁でカットしています。じゃがいもの皮も包丁でむきます。手でむく方が細かな配慮ができるので料理が美味しくなるのです。効率よりも品質を第一に考えています。」

パドマシリさん

 アニールさんに休日の過ごし方をお聞きしました。「日本の文化にも慣れましたし、仲間とショッピングに行くなど休日を楽しく過ごしています。スリランカのカレーが一番ですが、日本のカレーもおいしくいただいています。」

スリランカ料理をいただきながら文化談義

 今回の取材では、社長のジャヤコディさんにスリランカ料理をごちそうになりました。ジャヤコディさんと日本人スタッフの高橋さんと松井さん、そして取材者3名が、スリランカ料理をいただきながら交流を深めました。

スリランカ料理をいただきながら歓談

 スリランカは敬虔な仏教国です。人々は親切で、治安もよく、日本と似ています。仲間と協力しながら仕事を進めることも日本人に似ています。スリランカ人の良心的な仕事ぶりが、白樺派のカレーチキンの美味しさと品質を支えていることがよくわかりました。

ヒュージェジャパン
ヒュージェジャパン株式会社(千葉県成田市)

事業内容は食品の輸入販売と製造販売。鑑賞用植物(切り花、葉もの)の輸入販売。スリランカから輸入される切り花、葉ものの80%を扱う。1966年、ジャヤコディ氏が宝石の研磨機械購入と研磨技術習得のために初来日。1985年、つくば万博のスリランカ館でのゴダンバ・ロティ(Godamba Roti)販売から食品事業を開始。2008年から白樺派のカレーレトルトのチキンを製造。
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レトルトカレー

畑の中の食品工場 磯山商事

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白樺派のカレー
ニュースレター第3号

2014年10月発行

白樺派のカレーの生産者を訪ねて
ー 畑の中の食品工場 株式会社磯山商事(茨城県鉾田市)ー

 白樺派のカレー普及会は、白樺派のカレーのレトルトの製品化に当たり、おいしさはもちろんのこと、食の安全にも配慮しました。食品業界のつながりから、信頼できる業者としてたどり着いた2業者のうちの一社が磯山商事です。当時、千葉県我孫子市の白樺派のカレーを県外の業者に製造してもらうことに議論がありました。しかし、磯山商事は製造技術と安全技術のレベルが高く、白樺派のカレーの意義をよく理解していただけましたので、あえて県外の業者である磯山商事にお願いした経緯があります。

 今回は、磯山商事を訪問し、実際にレトルトカレー製造の現場を取材いたしました。

食品工場正門

畑の中の食品工場

 磯山商事の食品工場は、広大な畑が続く鉾田市の田園地帯にあります。なぜ畑の中に工場を作ったのか、その辺の事情から、岡直輝さん(統括部長)にお話を伺いました。「磯山商事は、農産物の一次加工(カット野菜)、きんぴらごぼうなどの総菜、レトルトカレーなどを製造しています。地元の野菜の利用拡大を目的に設立した会社なので、野菜生産地に工場を造りました。関連会社の農事組合法人鉾田農産や地元の契約農家が作った野菜を仕入れています。市場では売れないかたちの悪い野菜でも、味は全く変わらず、加工用に適しています。」

作業衣姿の岡さん

 食品工場の設立は作った野菜を大切にするための良いアイデアです。野菜の生産から、一次加工(カット)、そして総菜製造まで、一貫した工程を有する会社はとても少ないのです。岡さんは、「総菜には化学調味料を使っていません。」と胸を張ります。化学調味料を使わない分手間とコストがかかります。化学調味料を使えば、簡単にそして安く作ることができます。

手作り感のあるレトルトカレー製造工程

 磯山商事では、年間20万食のレトルトカレーを製造しています。その中の一つが白樺派のカレー(ポーク、ビーフ)です。2008年から白樺派のカレーレトルトのポークを、そして、2010年からビーフの製造を担当していただいています。

レトルトカレーの製造風景

 「磯山商事では1回に2,000食のレトルトカレーを製造します。大手食品会社に比べると一回あたりの製造個数はけっして多くはありませんが、少量生産は温度のムラを抑えることができ、レトルト臭がカレーに移りにくいといったメリットがあります。」

岡さんの説明を熱心に聞く取材者

 食品工場見学時は、白樺派のカレーとは別のカレーを作っていました。肉を量る、肉をレトルトの袋に投入する、カレールーを入れる、検査するなど5人掛かりで作ります。岡さんは「他社より手間を掛けているが、品質を保つためには必要なのです」といいます。最後に、岡さんからヒントをいただきました。「レトルトカレーは製造直後より、時間が経った方が熟成がすすんでおいしくなる」そうです。

JA全農いばらきのローズポーク

 白樺派のカレー・レトルトのポークは、全農いばらきから提供されたブランド豚のローズポークを使っています。JA全農いばらきの米川さん(総合直販課・課長)に磯山商事とのおつきあいのきっかけと、ローズポークのお話を伺いました。

農業を熱く語る米川さん

 JA全農いばらきが以前から学校給食用の野菜の一次加工を磯山商事に依頼しており、その誠実な仕事ぶりや製品のクオリティの高さから、レトルトカレーを磯山商事に依頼することになりました。

 「ブランド豚のローズポークは特別な豚肉です。養豚業者、育てる豚、飼料、販売者を指定して、品質を保っています。この限定品であるローズポークを白樺派のカレーのポークに使ってもらっています。」 

レトルトカレーの原料となる
ローズポークや地元の野菜

 なお、ビーフはこれも茨城県産で、黒毛和種の雄と乳用種の雌から生まれた交雑種牛を使っています。「黒毛和種特有の肉質の良さを手ごろな価格で提供できるメリットがあります。」

野菜作りの苦労

 農事組合法人・鉾田農産の野菜作りの責任者である後藤さんにもお話を伺いました。

野菜を語る後藤さん

 鉾田農産では、年間を通じて、人参、玉ねぎ、ごぼう、サツマイモなど様々な野菜を作っています。かたちの良い野菜は市場に出荷し、かたちの悪いB級品をカット野菜用にします。「暑すぎると発芽が悪くなりますし、雨が続くと野菜が病害虫にやられてしまうといったように、野菜は天候に左右されやすいという特徴があります。また、最近は温暖化の影響か、あたらしい病害虫がでてきており、野菜作りは気が抜けません。」

 今回は関係者の方々のご協力で「白樺派のカレー」が美味しくできていることを改めて実感した取材となりました。次回は、チキンカレーを製造しているヒュージェインターナショナルを特集する予定です。

工場の前で記念撮影
株式会社磯山商事(茨城県鉾田市)

事業内容:
・農産物の一次加工業・惣菜・漬物製造業・食品の冷凍冷蔵業
 レトルト食品、缶詰
・瓶詰め製品の製造業・生鮮・加工・冷凍食品の研究、開発
・2008年から白樺派のカレーレトルトのポークを、2010年から
 ビーフの製造を担当していただいている
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これまでのイベント レトルトカレー

震災からの復興に一役


我孫子市の前消防団長と白樺派のカレー

 我孫子市の前消防団長の飯田和行さんが東日本大震災後、何度も陸前高田市を訪問し支援活動をしています。
 写真は、2013年10月8日、陸前高田市を訪問した時に撮影したものです。飯田さんは個人的に白樺派のカレーレトルトを持参下さり、現地で配布していただいております。

陸前高田市役所にて撮影。
右から、戸羽大陸前高田市長、飯田和行前我孫子市消防団長、伊藤明彦市議会議長。

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これまでのイベント カレー提供店 レトルトカレー

J:COM湘南の取材を受けました

J:COM湘南の取材を受けました

日時:2013年8月19日(月) 
場所:五味商店(我孫子市)

J:COM湘南のTVクルーが白樺派のカレーを提供しているランコントルと白樺派のレトルトカレーを販売している五味商店を訪問。上の写真は、五味商店で取材に応じるランコントルの小池さんです。
帽子をかぶったお二人は「どっちーず」のお二人です。
五味商店さんからは視聴者プレゼント用のレトルトカレーを無料で提供していただきました。

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これまでのイベント レトルトカレー

ちばのご当地カレーが大集合!


2011年(平成23年)1月31日(月)

東京国際フォーラムのごはんミュージアムで開催しました。

白樺派のカレーとともに白樺派のカレーパスティも出店いたしました。

期 日: 2011年(平成23年)1月31日(月)
場 所: ごはんミュージアム(東京国際フォーラム1階)
内 容: 11:00~ メディア内覧会
     11:30~ ミニイベント
     ・森田知事と酒井美紀さんよるミニトーク
     ・ご当地カレーを発信する地域と出展者によるPR
    12:00~ 
     ・ご当地カレーの展示販売、試食、
      ご当地グルメ情報の紹介
交 通: JR山手線有楽町駅から徒歩1分

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レトルトカレー

我孫子市のふるさと産品

2010年、白樺派のカレーレトルト(ポーク、チキン、ビーフ)は我孫子市のふるさと産品に選ばれました。

☆ふるさと産品とは
郷土、我孫子にふさわしい土産品を「ふるさと産品」として指定し、育て、永く、広く定着を図る、我孫子市の推薦商品です。

<我孫子市ふるさと産品のパンフレットより>
ふるさとのお土産としてふさわしい我孫子の名産品
伝統の味と技に培われた名産品を自信を持ってお奨めいたします。
ふるさと産品のシール


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レトルトカレー

レトルトカレー発売(市長記者会見とマスコミ報道)

レトルトカレー発売!(我孫子市長の記者会見)

日時:2008年7月10日(木)  
場所:我孫子市役所

2008年8月の白樺派のカレーレトルトの販売に先立ち、星野我孫子市長に記者会見でレトルトカレーの発売を発表していただきました。

笑顔のツーショット
星野我孫子市長と小野会長
写真を撮る記者のみなさん

2008年8月の白樺派のカレーレトルト販売について、マスコミにも大きく取り上げていただきました。

朝日新聞2008年7月11日朝刊 
読売新聞2008年7月29日朝刊 
リビングかしわ2008年8月2日(盛夏号) 
イースト情報2008年8月8日
朝日れすか2008年9月号 
広報あびこ2008年8月16日号 
月刊ぐるっと千葉2008年9月号
毎日新聞2008年8月27日朝刊
日経新聞2008年9月5日朝刊 
(社)全国信用金庫協会「楽しいわが家」2008年10月号
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