白樺派のカレー
ニュースレター第5号
2016年1月発行
障がい者支援団体と食品スーパーのコラボ その1
我孫子市内には、白樺派のカレーが食べられるレストランが2店あります。その内の1店がアビスタ(我孫子市生涯学習センター)内の喫茶ぷらっとです。ぷらっとの白樺派のカレーは地元の食品スーパーとのコラボレーションで生まれました。
障がい者支援団体が運営するレストラン
喫茶ぷらっとは社会福祉法人つくばね会・けやき社会センターが運営しているレストランです。ここでは障がい者がスタッフのサポートを受けながら働いています。ぷらっとでは、2012年11月より白樺派のカレーを提供しています。
ぷらっとのカレーは京北スーパーで作られた国産牛を使ったカレーで、サラダとスープがついて720円です。カレーを注文すると白樺派のカレーのオリジナル・ランチョンマットをテーブルに敷いてくれます。
スタッフの布施奈緒子さんと中台真由美さんにお話を伺いました。
「10名ほどの登録メンバー(障がい者)から毎日2名が交代でお店にでます。1~2名のスタッフがメンバーをサポートします。」ぷらっとでは、メンバーが給仕しやすいように白樺派のカレーはトレーに乗せています。また、スープがこぼれいような器を選んでいます。
「お昼時はランチを食べに訪れるお客様が多く、白樺派のカレーもコンスタントに出ます。多くの方に美味しいといっていただいています。図書館帰りに立ち寄ってくださる常連さんもいらっしゃいました。」
等身大キャラクター
ぷらっとでは、白樺派のカレーの等身大キャラクターがお客様を出迎えています。「等身大キャラクターはお子様にも人気です。また、白樺派文学を研究している学生さんが立ち寄られ、記念に写真を撮って帰られたこともありました。」
障がいを乗り越えて
ぷらっとでは、障がい者の方が活躍しています。メンバーの渡辺祥司さんにお話を聞きました。
「月に2~3回お店に出ています。白樺派のカレーはサラダとスープも付いているので、トレーに乗せて運ぶのは大変ですが、お客様に美味しいと言ってもらえるととてもうれしくなります。」
白樺派のカレーとの出会い
ぷらっとでは、白樺派のカレーの提供前にはぷらっとオリジナルのカレーを提供していました。白樺派のカレー普及会は、京北スーパーとぷらっとのコラボレーションで白樺派のカレーを実現したいと思い、両者を引き合わせました。京北スーパーが作る白樺派のカレーを出そうと決めた事情について、ぷらっとの責任者である広瀬美紀さんに伺いました。
「京北スーパーの伊藤さんからお話を伺ったとき、伊藤さんのカレーにかける情熱を感じました。いい食材を使っていることもわかりました。私は長く我孫子に暮らしており、我孫子が好きです。お客様にも我孫子のカレーを食べていただき、『我孫子はいいな』と思ってもらいたかったので、白樺派のカレーを出すことにしました。」
喫茶ぷらっと 千葉県我孫子市 若松26-4 アビスタ1階 電話 04-7182-0515 (アビスタ・インフォメーションセンター(呼)) 定休日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は次の平日が定休日) オープン 11:00~16:00 社会福祉法人つくばね会・けやき社会センター 障害者の方に働く場を提供している就労継続支援B型事業所 http://tukubanekai.sakura.ne.jp/keyaki.html |
新聞に紹介されました 2015年11月13日の産經新聞にぷらっとの白樺派のカレーが紹介されましたので、その部分を抜粋して紹介いたします。 ■大正ロマンの味 昼時となった。我孫子市生涯学習センター1階の喫茶店「ぷらっと」へ。「白樺派のカレー」を注文する。 柳兼子は、みそを隠し味にしたカレーを作り、来客にふるまった。地元の普及会が大正ロマンの香り高い味を再現した。野菜はとろとろに煮込んである。大振りの牛肉。いただこう。うまい。大盛りを一気に完食した。 産経新聞 2015年11月13日(金) 首都圏ワイド「大人の遠足:「白樺派の拠点」を巡る より |